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あ と が き

 お待たせしました。
 オリジナル不定期連載小説「WILD BLOOD」の第6話「スクープにご用心」をお届けします。
 第4話、第5話はかなりシリアスな感じでしたが、今回は打って変わってコミカルさを全面に出しております。そのポイントとなっているのは、徳田寧音<ねね>でしょう。彼女のキャラクターがどれだけ面白く描けるかが今回の第6話にかかっていました。うまくいったかどうか、その判断は読者の皆様に委ねます。いかがでしたでしょうか?
 今回、執筆中に考えていたのは、「もっとメチャクチャやっていいじゃないか?」ということ。「WILD BLOOD」はコミックぽくしているので、どんなバカバカしい設定を作っても、どんな非常識なストーリーを書いてもいいと思うんです。
 しかし、どうも書きながら、すぐに常識的な方向に持っていきがち(?)で、なかなか枠組みを打ち破っていくようなものが出来ない。これはジレンマです。頭で分かっているはずなのに、どうして出来ないのか。「もっとバカになれ」(笑)。私自身に言いたい言葉ですね。
 また、寧音<ねね>の他にも、桐野晶、伏見ありす、黒井ミサという新キャラクターが登場。これは薫と気軽に絡める女性キャラが欲しいと思って、一挙に登場させたのですが、彼女たちもかなりクセのありそうな感じです。まだ顔見せ程度の今回ですが、徐々に活躍の場を広げていくに違いありません。今回の寧音<ねね>のように、スポットを浴びるエピソードも出てくるでしょう。
 一方、前回の第5話ラストで謎の男が登場しましたが、今回はさらに謎の美少年が登場。何やら作者は陰謀の大風呂敷を広げすぎの感も否めませんが(苦笑)、彼も今後のエピソードでアキトやつかさの前に現れる予定ですので、ご注目ください。だいたい、どんなキャラなのかは分かると思いますけど。
 と言いながら、今後の「WILD BLOOD」ですが、毒島カレンも謎の男も謎の美少年も絡まない別のエピソードを書く予定です(爆)。あちこち伏線張りまくっておいて、しばらく放っておくという、読者からはお怒りの声も聞こえてきそうなストーリー展開(苦笑)。いいのかなあ(笑)。しかし、流れとしては自然かと思うので(ホントかよ?)、予定通りに第7話を書くつもりです。
 そんなわけで、次回の更新予定日は未定ですが、お楽しみに。
 では。

2004年6月6日 RED


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