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あ と が き

 お待たせしました。
 不定期連載小説「WILD BLOOD」の第8話「ひとりぼっちの神隠し」をお届けします。
 今回は何と言っても新キャラクター、仙月美夜の登場でしょう! アキトの妹であり、もちろん吸血鬼<ヴァンパイア>。美夜の本格的な活躍は次回以降になると思いますが、他のキャラクター共々、可愛がってくださいませ。
 何しろ、最近のライト・ノベルは「妹が何人いるか?」で決まるんだそうです(爆)。「ライトノベル☆めった斬り!」という本に書いてありました(苦笑)。いわゆる「妹萌え」ってヤツですね(笑)。主流と言えば、主流なんでしょうが、何か歪んでいるような気も……(苦笑)。
 美夜の場合、そういう意味合いの「妹萌え」には当てはまらないと思いますが、どうやら本作のラストではつかさに興味津々のご様子。実兄アキトとの壮絶な争奪戦が予想されます(苦笑)。特に、次回の第9話はそれがメインになるでしょう(笑)。次は完全なコメディーです。今回のいささか真面目な話とは、またしてもガラリ一変します。
 そう言えば、今回のシリアスに一役買ってくれたのは、ミステリー・マガジンの編集者、菅谷の登場でした。ひょっとしてお気づきになった方もおられるかもしれませんが、彼は読み切り短編「ラスト・ショット」からのゲスト出演です。神隠しについては、別に菅谷ではなく、ミサに語ってもらっても構わなかったのですが、去る3月にラトルズ社から刊行された「ネットノベル・パーフェクトガイド」に同作品が紹介されたのを記念して、登場させてみました。
 ゲスト出演と言えば、もう一人。こちらはそのままではなく、アレンジしているのですが、アキトと対することになるアヤネも、共作「坂時村」からの登場です。まあ、これは名前だけと言った方が正しいのかも知れませんが、寧音<ねね>が神隠しに遭う公園も「坂時町児童公園」としており、同作品を暗示させたつもりでした。
 まあ、これはあくまでも作者のお遊び。「WILD BLOOD」では、そんな隠し要素もありますので、今後もお楽しみいただければと思います。
 さて、美夜という新しい美少女キャラが登場した本シリーズですが、まだまだ他にも考えている美少女キャラがいっぱい。こんな調子で連載を続けていると、一体いつの登場になるか確約できませんが、アキト、つかさ、そして薫に大きく絡んでいくキャラだけに、読者の皆様には期待していただきたいですね。
 それでは、また近いうちにお目にかかりましょう。
 では。

2005年6月15日 RED


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