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あ と が き

 お待たせしました。
 不定期連載小説「WILD BLOOD」の第11話「つかさ改造計画」をお届けします。
 長らく書いていなかったような気がしますが、それは前回が番外編的なストーリーだったから。アキトやつかさの活躍を待ちわびていた人には、待望の第11話だったかと思います。
 その今回ですが、つかさを“まるで女の子のような男の子”と設定したときから、いつかこういう話をやろうと企んでいました。それが、やっと念願叶ったわけです。つかさのセーラー服姿、充分に堪能していただけたでしょうか?(笑) 多分、今後も機会があれば、こういうコスプレ(?)をさせることになるでしょう(苦笑)。つかさにしてみれば受難以外の何ものでもないと思いますが、これも読者サービスです。
 この作品、第1話からアキトがつかさに迫り、ボーイズ・ラブみたいな内容になっていますが、筆者としてはそれをメインにしているつもりはありません。このネタはあくまでもギャグ。まあ、二人ができているんじゃないかと疑われるくらい仲がいい、ということのオーバーな表現とでも思ってください。ですから、逆にボーイズ・ラブな展開を期待されると非常に困るんです(苦笑)。そういうのは他の方の作品をお読みください。私は書けませんから(笑)。
 それよりも私がメインとしたいのは、ハードな格闘シーンもさることながら(最近はすっかりそういう作品だと忘れられているような……。自業自得だけど)、やっぱりラブコメなんですよね。
 まだ、そこまで至っていないのですが、アキト、つかさ、薫の三角関係だとか(え? ありえない?)、つかさがあこがれている沙也加のことだとか(それに加えて、アキトと沙也加がほにゃららら〜)、そういうものを後々、描いていければなあ、と思っております。さてさて、どうなりますか。──いや、いつのことになりますか(爆)。
 思ったよりもこの連載、なかなか先に進まない感じです。それは、私がかなり作中で遊んでいるという理由もあるのですが、第1話でアキトが転校してきてから、まだ一ヶ月程度しか時間が経過していません(苦笑)。早く学園祭の話とかやりたいんですがね。もっとも、今回の執筆中に、次期生徒会選挙のエピソードが浮かんだように、いろいろなストーリーを書いてみたいのも事実。きっと、これからも何度となく脇道に逸れることでしょう(苦笑)。
 さあ、次回は第12話「ゴエモンの逆襲」です。もっとも、ゴエモンとは誰なのか、本書の愛読者でもさっぱりだとは思いますけど(苦笑)。さらなる再登場キャラ、第5話以降、久々の顔見せとなるキャラ、既出キャラゆかりの新キャラ(!)も加えて、今回よりハチャメチャなストーリーになる予定。一応、目指そうと思っているのは“怪獣パニックもの”ですかねえ(謎)。どうぞ、次回もお楽しみに。
 では。

2007年7月10日 RED


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