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お待たせしました♪
不定期連載小説「WILD BLOOD」の第15話「美少女天使ブルセラムーン」をお届けします。
一応、本シリーズは学園モノと銘打っていますので、いつかは文化祭をやってやろうと思って、ずっと長い間、温めていたアイデアです。温めた結果がこれか、と口をあんぐりして塞がらない方もおられようかと思いますが、筆者自身は楽しみながらの執筆になりました。どうだったでしょうか?
もちろん、この「ブルセラムーン」を筆者のオリジナルだなんて言うつもりはさらさらございません。劇中劇として用いたのは、かつて一世を風靡した国民的(?)人気美少女アニメのパロディです。今だったらきっと「プリキュア」なのでしょうが、こうやって昔の作品を持ち出したところを見ると、どうも筆者は古い昭和の人間のようですね(苦笑)。
それにいかがわしさという点から考えても、こちらの方があるかな〜、と(爆)。だってさぁ、「ブルセラムーン」って、絶対に誰かがエロ同人誌で描いているでしょう(笑)。うん、絶対に間違いない。そういう狙いもありました。
さらに、新登場キャラの田隈痔郎は、田隈太志の弟という設定。これにもモデルがおりまして、作中にて、すでにお気づきの方もおられるかもしれませんが、あのオタクという人種を世に定着させた先人、宅八郎氏その人です。ほら、「たくまじろう」と「たくはちろう」――ね? ちゃーんとモジってあるのですよ(笑)。
――え? 宅八郎を知らない? そ、そうですか。うーん、そういう方もいらっしゃるかもしれません(苦笑)。これもちょっと古かったかな?(笑) 今は何をされているのでしょう?
断っておきますが、痔郎の設定は、太志の登場時、すでに出来ておりました。むしろ、太志のキャラの方があとから作られているくらい。ですから、今回の兄弟でのシーンが一番印象に残っています。多分、二度と見られないでしょう。
ともあれ、久しぶりに悪乗りして書いた「WILD BLOOD」になりました。連載が長かった第13話「学園の支配者」は、所々、笑いを入れていたものの、基本的にシリアスなストーリーでしたし、どうも多くの読者に不評らしい第14話「ロング・グッドバイ」にはギャグのひとつもありませんでしたから。これこそ、本来の「WILD BLOOD」らしいエピソードではないかと思います。
しばらくは、こちらの路線で行きたいですね。そのおかげで、謎の“教授”との対決は先延ばしになるでしょうけれど。
なお、せっかく「ブルセラムーン」という、独立してシリーズ化できそうなモノを得ましたので、またいつか、やってみたいと企んでおります。そのときは、「WILD BLOOD」の番外篇みたいな形で。とにかく、この作品は縛りなど皆無な、何でもアリな内容にしたいのです。
それでは、次回もお楽しみに♪
2011年11月15日 RED
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