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お待たせしました。
ここに「吟遊詩人ウィル・夢幻の狂死曲<ラプソディ>」をお届けします。
本書は、2010年の2月より、小説ネットワーキング“dNoVeLs”にて連載をスタートさせたものの、わずか4回で中断。三年の年月を経て、当サイトにて再開し、完結した作品でございます。
この頃というのは、当サイトでも五ヶ月間の更新停止があり、特に体調不良だったわけでもないのに、何も書いていない時期でした。当サイトでの「WILD BLOOD」の連載もあり、かなり参っていたのだと思います。どうも最近はそのようなことの繰り返しばかりで、楽しみに読んでくださる読者の皆様には申し訳ありません。
ともあれ、「ウィル」の新作を書く前に、半端ものを片づけようと取り掛かり、どうにかこうにか終了。これで三年越しの懸案事項はなくなりました。心置きなく、次の執筆へと入れます。
ところで、本書は夢をモチーフにした作品になりました。将来の夢とかではなく、人間が眠っているときに見る夢です。
最近はあまり見なくなりましたが、それは単に憶えていないだけで、人間は必ず夢を見ているそうですね。先日のニュースでは、他人の見ている夢の内容が分かる、というような実験成果が報告されていて、いつの日か、夢を映像化することも出来るとか、出来ないとか。とにかく、夢を自由に楽しめたらいいですよね。
ちなみに筆者は、夢を操ることができます。
どういうことかと言うと、これは成功率100%とはいかないのですが、夢を夢と認知したときに限り、思うがままに夢に影響力を与えることが出来るんです。
例えば、空を飛べるようになるだとか、超人のように強くなるだとか。それはもうやりたい放題、好き放題です。ただ、眠っているうちに夢だと気づかなければならず、目覚めるまで気づかないこともしばしば。でも、これが出来ると、かなり楽しいです。
また、夢の中で夢を見たことはあるでしょうか? よくマンガなどである、夢から目が覚めたと思ったら、それもまた夢だった、という話です。これも何回か経験があって、これはさすがに自分でも混乱します(笑)。夢のまた夢のそのまた夢だったこともあったりして……(分かりますか?)。
古今東西、夢にまつわる物語は多いです。昔だと、映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』なんかが思い出されますし、近年は映画『インセプション』なんかが面白かったですね。
この「ウィル」もジャンルがファンタジーであることから、一度は夢をモチーフにした作品を書いてみようと温めていたのがコレ。
多分、夢世界を描いた作品は、二度と書かないでしょう。
お楽しみいただけたなら幸いです。
それでは、また次回作で。
2013年4月8日 REDこと西禄屋斗
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